豊川でヒロクチカノコガイを40年ぶりに再発見
(2012.4.6)

ヒロクチカノコガイ
▲ヒロクチカノコガイ

 ヒロクチカノコガイは、千葉県以南の汽水域に生息するアマオブネガイ科の巻貝です。生息環境の悪化から全国的に減少しており、千葉県では絶滅し、現在では三河湾が分布の東限です。愛知県では絶滅危惧種に指定されており、豊川では1970年代を最後に生息情報が途絶え、絶滅したと考えられていました。しかし、当館の松岡敬二館長によって2009年に豊川下流で約40年ぶりに生息が再確認され、このたび豊橋市自然史博物館研究報告第22号にて発表しました。

※豊橋市自然史博物館研究報告は、自然史博物館、地下資源館、中央図書館、市役所「じょうほうひろば」で閲覧いただけます。また、PDFファイルを公開しています(URL)。

 また、研究報告に掲載された標本の一部は、4月7日(土)から7月1日(日)まで自然史博物館イントロホールにて展示公開します。

豊橋市自然史博物館研究報告 第22号

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