研究報告第20号、資料集第22号発行
(2010.4.13)

研究報告・資料集

 豊橋市自然史博物館では、平成21年度の調査研究および資料収集保管活動の成果として、「豊橋市自然史博物館研究報告 第20号」と「豊橋市自然史博物館資料集 第22号」を発行いたしました。

[豊橋市自然史博物館研究報告 第20号]

 今年1月に新聞等で大きく取り上げられ話題となったカワヒバリガイをはじめとして、サツマゴキブリとガー科魚類2種といった外来種の発見や、三河湾で発見されたウミタケや天竜川のヒメビロウドカミキリなど近年東海地方では生息情報の途絶えていた生物に関する報告などが掲載されています。

 目次とPDFファイルは、こちらのページで公開しています。また、自然史博物館、地下資源館、中央図書館、市役所「じょうほうひろば」で閲覧いただけます。

カワヒバリガイ ウミタケ
カワヒバリガイ
特定外来生物に指定されており、宇連川での繁殖が確認された。
ウミタケ
三河湾では近年生貝が確認されていなかった。愛知県のレッドデータブックでは絶滅危惧IA類と判定されている。

[豊橋市自然史博物館資料集 第22号]

 渥美郡田原町(現:田原市)在住であった中野善雄氏(平成9年没)が、昭和初期から50年代にかけて蒐集した、国内外産の鉱物・岩石標本目録です。これらの標本は、2007年に田原市在住の小笠原 満氏および名古屋市在住の桑原由季氏により、自然史博物館に寄贈されたものです。現在では渡航不可の地域や消失した産地の鉱物標本など、貴重な標本が含まれています。

 自然史博物館、地下資源館、中央図書館、市役所「じょうほうひろば」で閲覧いただけます。

自然金 コランダム(鋼玉)
自然金
北朝鮮産。現在では渡航不可。
コランダム(鋼玉)
岩手県東磐井郡(現:一関市)大東町鳥海産。宝石質のものはサファイアと呼ばれる。現在、この産地は県の天然記念物に指定。

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