豊橋市自然史博物館研究報告
第15号(2005年3月)

目次 本文
短報(Short notes)
吉川博章・北村孔志:静岡県掛川市杉谷の後期鮮新世掛川層群土方累層から産出した大型植物化石
掛川層群土方累層の新たな化石産地から9科14属の大型植物化石を採集した。この中には掛川層群から初報告のものも含まれる。
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安井謙介:渥美半島沖より発見された長鼻類大腿骨化石
渥美半島沖の海底から発見された長鼻類大腿骨化石についての調査結果を報告した。長鼻類化石の太平洋側海底からの産出報告はわずかであり貴重である。
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松岡敬二・益田芳樹:豊橋市石巻町産の淡水海綿,マツモトカイメン
タンスイカイメン科に属するマツモトカイメンの生息を県内で初めて市内石巻町の水路で確認した。本種は外来種の可能性があり、繁殖の記録として報告した。
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記録(Records)
長谷川道明・佐藤正孝・浅香智也:ヒメタイコウチの分布,付関連文献目録
日本国内ではきわめて局地的に分布し、自然分布域の整理・解明が急がれるヒメタイコウチについて、分布図を作成し、その成因について考察するとともに、ヒメタイコウチに関する文献を整理した。
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荒尾一樹:三重県の河口干潟で採集された魚類
伊勢湾の河口干潟において2001年11月から2002年11月にかけて調査を行い、4科16種1423個体の魚類を採集、その種組成、個体数と体長の季節変化などについて報告した。
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資料(Datum)
松岡敬二・大野照文・川上紳一・近藤洋介:シカマイアの復元模型
大型で特異な形態を持つ化石二枚貝アカサカシカマイアについて、その復元模型の製作過程から展示にいたる経過を報告した。アカサカシカマイアの復元模型の製作は1991年についで2度目となる。
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雑録(Miscellany)
吉川博章:豊橋市自然史博物館が市内小学校で開催した出前授業「大地のしましまをさぐる」
これまでに市内小学校15校で実施した地層に関する出前授業「大地のしましまをさぐる」の内容と、アンケート結果から考えられる本市で地層を学習する上での問題点や今後の課題について報告した。
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補遺(Addendum)
荒尾一樹:木曽川河口の干潟で採集された魚類:訂正
中島(2003)と荒尾(2004)で使用した資料番号の訂正を報告した。
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