昆虫資料

昆虫資料  概略
 東海地方産の標本を中心として約14万5千点を収蔵している。特色のあるコレクションには以下のものがある。
穂積俊文コレクション
愛知県を中心にした東海地方の甲虫類のコレクション。
阿江茂コレクション
アゲハチョウ類を中心としたチョウ類の種間、亜種間雑種のコレクション。
日本産チョウ類のコレクション
日本産のチョウのほぼ全種について、主要産地の標本を網羅したコレクション。ゴマシジミやギフチョウなど多くの絶滅産地の標本も収蔵している。
日本産トンボ類コレクション
日本産種のほぼ全種を網羅した184種2,364点を収蔵している。
世界のクワガタムシ標本
パラタイプ38点を含む約360種40,000点を収蔵している。

チョウ類のコレクション
(収蔵庫5)

ギフチョウ

産地:豊橋市二川

(1951年採集、松井慶夫氏寄贈)

 豊橋では1980年ごろまでに絶滅したと考えられている。

オオクワガタ

産地 名古屋市

 オオクワガタは日本最大のクワガタムシ。本州、四国、九州の平地にすむが、近年その数が非常に減少し、各地で絶滅が心配されている。         

ムカシトンボ(上)

産地:東京都

ヒマラヤムカシトンボ(下)

産地:インド北部

 ムカシトンボ類は古代トンボの生き残りで、「生きている化石」としてよく知られている。現在では日本とヒマラヤ山麓にそれぞれ1種を産するのみ。

クロテイオウゼミ

産地:カリマンタン島

クマゼミ

産地:豊橋市

 テイオウゼミの仲間は東南アジアの熱帯降雨林に生息する世界最大のセミ。

世界のクマバチの仲間

(森部コレクション)

 森部コレクションは、平成7年に寄贈された約12,000点におよぶ昆虫類のコレクション。寄贈者の森部一雄博士は、外国航路の船医として活躍された経歴を持ち、コレクションには船医時代に訪れた国々で採集した数々の貴重な外国産の昆虫類が含まれる。


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