ニイニイゼミ (2014.8.2)

 園内ではセミが盛んに鳴いています。「チーーー」という声で鳴いているのはニイニイゼミです。春に出現するハルゼミを除くと、一番早い時期から鳴きはじめるセミです。姿が保護色(隠ぺい色)になっているので、成虫の姿を発見するのは結構難しいです。

 ニイニイゼミの抜け殻は、小さくて表面に泥がついているので、簡単にほかのセミと区別することができます。

 セミは、抜け殻を調べることで、どの種類がどこから、どのくらい発生しているのかを簡単に調べることができます。これを利用して、種類による環境の好みの違いや、年による発生量の違い、さらには身近な自然の変化も知ることができます。

 自然史博物館では園内いきものガイド①「セミを調べよう」を配布しています。また、現在セミに関するミニ展示も行っています。自由研究のヒントにいかがですか?
→お知らせ:園内いきものガイド「セミを調べよう」の配布とミニ展示を開始

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