白いオタマジャクシを展示
(2010.7.2)

現在冬眠中のため、展示はおやすみです。

白いオタマジャクシ

▲大きさは5.5cm

 豊橋市石巻町の水田で市民の方が白いオタマジャクシを発見し、7月1日に自然史博物館に持ち込まれました。白いオタマジャクシの正体はトノサマガエルと思われます。

 通常、トノサマガエルのオタマジャクシは褐色ですが、今回発見されたオタマジャクシは色素が欠損して白色となったものです。このような現象を白化現象といい、オタマジャクシを含む多くの動物で報告されています。白化した個体(アルビノ)は、鳥などの捕食者に見つかりやすいことや、その個体自身の生存能力が低いことにより、多くは長く生き延びることができません。

 白いオタマジャクシは、豊橋市自然史博物館のイントロホールで、しばらく生きたまま展示を行います。

トノサマガエル(学名:Rana nigromaculata)……「グルルル……」と鳴く体長5~9cmほどのカエルで、本州・四国・九州の平野部から山ぎわにかけての水田や池などに生息しています。4~7月にかけて産卵し、オタマジャクシは約1か月半で変態し、成体となります。。

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